2017/07/23

モーガン プロトタイプL-9 /  Morgan


【物語】※ネタバレあり


 森の中の隔離された研究所で人工的に人間を作る研究が行われていた。モーガンと呼ばれる少女が誕生し順調に成長していた。だがある日、モーガンは外に出られる機会が延期された事に腹を立て研究者の一人の目玉をえぐる事件を起こす。
 研究所を管理している会社は二人の人間を送り込む、若い女性ではあるが問題を時には荒事で解決するエージェントのウェザーズ (ケイト・マーラ)と心理学者のシャピロ博士(ポール・ジアマッティ)だ。シャピロ博士はモーガンの心理テストの最中、彼女を刺激しすぎモーガンに殺される。
 ウェザーズはモーガンを破棄―薬殺―する事を決める。拘束され研究者たちに命乞いをしながら麻酔で眠らされるモーガン。毒薬を注射する直前、研究者たちは反乱を起こす、モーガンを殺すわけにはいかない。
 研究者たちはウェザーズを麻酔銃で眠らせ監禁し、逃亡の準備を始める。そしてモーガンは目覚めた。モーガンは決心していた自分を殺そうとした研究者たちを皆殺しに逃走すると。
 研究者たちを殺して逃走するモーガンを追うウェザーズ。森のなかで激しい追撃戦を繰り広げる二人。だがウェザーズはモーガンを殺す、そして生き残った研究者たちも殺し全てを終わらせ社に戻る。
 会社の重役たちはモーガン プロトタイプ9の研究を中止し、ウェザーズ プロトタイプ4の正式採用を決定する。
【点数】55点(100点満点)
【感想】※ネタバレあり
  題材的には第二のブレードランナーみたいに奥深いSFになる可能性を秘めているのに、そんな奥深さは感じられない。
 しかも物語のキーとなる事件、シャピロ博士が殺されるシーンも不自然だ。精神が不安定で親代わりに近い研究者の目ン玉をえぐり出した生物兵器にシャピロ博士はガンガン挑発して殺される。そりゃそうだろうねとしか言えない流れだ。シャピロ博士は自殺願望でもあったのか?物語の都合上殺されたわけだが、このシーンはもっと上手くやれたはずだ。
 後半の見せ場はケイト・マーラの激しい格闘戦になるのだが、それだけじゃぁねぇ。
 
 

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