2014/07/24

パプリカ


 Huluで観た。オープニングでドンドンとシーンが切り替わっていくところは、千年女優を思い出しまた同じことやるのとウンザリしたが、最後まで観て良かった。
 現実と夢の境界線がなくなってからの、アニメならではの表現は気持ちよかった。良かった。

2014/07/23

ホワイトアウト


久しぶり本当に可もなく不可もなしという映画を観た。多分、数カ月後には観たことも忘れるだろう。

ジャッジ・ドレッド


 面白い。最高に面白くて何度でも観たいというレベルではない。が、かなり面白かった。
 犯罪組織が支配する高層ビルに法執行者が閉じ込められ外部と遮断され、犯罪組織と不利な戦いを強いられるというシチュエーションはタイ映画のザ・レイドとほぼ同じだ。ザ・レイドの方が公開が一年ほど先だが、ジャッジ・ドレッドみたいなハリウッド映画は準備に数年は掛けているので、ザ・レイドが公開されたより前に脚本が書かれているはずだ。Wikipediaだと2008年に書かれたとあるのでパクリということはないと思う。(が、本当のことなんか私が知るわけない)
 全てがスローモーションに感じる麻薬というのが出てくるので、スローモーションにも意味があり、ゆっくりと弾丸が身体を破損させていく様など、おもしろいゴア表現がありアクションは飽きさせなかった。
 だが、主人公に魅力が強すぎる。凄腕なのはわかるがこの状況ならもっとピンチ感があってもよかった。
 また一回もメットを取らない事に象徴されるように、誰にも心を開かない。なので感情移入が出来ないキャラクターになっていしまった。せっかく相棒の新人はサイキックで心が読めるのだが、大して意味が無い。
 序盤にジャッジ・ドレッドの凄腕ぶりを切れ味よく描き、高層ビルに閉じ込められてジャッジ・ドレッドが少し狼狽えるくらいの大ピンチの連続を新人の相棒と力を合わせて切り抜ける。そして途中でドレッドはヘルメットを脱ぐべきだ。

2014/07/20

世界侵略:ロサンゼルス決戦


 悪くない、非常に悪くない。戦争感がリアルで良かった。
 ラストはこの侵略モノのド定番で、司令本部や母船を仕留めると全滅するというお馴染みのラストだったが、観てる間、退屈することはなかった。

2014/07/11

夕陽のガンマン


【物語】
 片輪と呼ばれる腕っこきの賞金稼ぎと、黒ずくめの大佐と呼ばれる凄腕の賞金稼ぎがインディオ率いる無法者集団を追っている。14人殺しの大仕事に大佐は片輪にを組むことを提案する。片輪はとりあえず大佐と手を組む事を承知し、二人は計画をたてる。

 面白い。お互い完全に信用出来ない二人がいい距離感で協力する。いいね。

デスハント


【物語】
 カナダの雪山に一人暮らす猟師のチャールズ・ブロンソン。ブロンソンはある日、闘犬で死にかけている犬を哀れに思い、飼い主をブチのめし、犬をほぼ無理やり買取る。元の飼い主の男は仲間とともにブロンソンを襲うが、撃退され仲間の一人を殺される。男たちは保安官のリー・マーヴィンに仲間を殺されたと訴える。リー・マーヴィンは男たちの証言が嘘だと直感するが、男たちと一緒にブロンソンの家を包囲する。リー・マーヴィンはブロンソンについてくれば必ず3日で釈放すると約束するが、男たちがブロンソンを銃撃し、交渉は決裂する。ブロンソンは包囲を振り切り雪の荒野に逃走する。リー・マーヴィンはブロンソンの追跡を開始する。その追跡の中で二人は敵対しながらも友情を感じる。

 よそ者の男が、行き違いや、地元の糞野郎の排他主義のせいで追われるハメになるという展開の映画。
 二人の同じような生き方をしてきた男が戦いを通し、理解し合う。ブロンソンにリー・マーヴィンに荒々しい自然。面白かった。

続・荒野の用心棒/Django


【物語】
棺桶を引きずった流れ者が国境付近の町にやってくる。赤い頭巾をかぶった無法者集団に殺されそうになっている娼婦を、流れ者は助ける。その集団は元南軍のジャクソン少佐が率いる人種差別主義者の集団だった。流れ者はジャクソン少佐の前で部下を殺し挑発する。40人の部下を率いて俺を殺しに来いと。ジャクソン少佐はすぐさま部下を率いて流れ者を殺そうとするが、流れ者は棺桶から出したガトリングガンで少佐の部下たちを虐殺する。だが肝心の少佐は逃がし、まだその時ではないと流れ者は言う。そして町にはメキシコから獣のような反乱軍を率いたロドリゲス将軍がやってくる。流れ者はロドリゲス将軍に接近し、ある計画を持ちかける。

 ジャンゴという西部劇のヒーローの代名詞のような名前、棺桶からガトリングガン、凄腕のガンマンが手を潰されて何とかして敵を倒す展開、と後に与えた影響は絶大だ。
 全体的にリアルな感じが、ガトリングガンという荒唐無稽な大嘘にリアリティを与えている。
 面白い。

2014/07/06

エンダーのゲーム



武器人間 Frankenstein's Army / Army of Frankenstein


 

ココシリ

 

これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫


 つまらない。笑えない。とにかくつまらない。
  笑える要素は色々用意してある、赤塚不二夫とアシスタントたちの破天荒な行動、赤塚の妄想と現実が入り混じった視点。だが、致命的に寒いので、全く笑えない。悪いのは勿論、赤塚不二夫ではないが。
  何が悪いのか、つまらなすぎて何が悪いのかもわからない。第一は物語がない、無くても赤塚不二夫の妄想と現実が入り混じった世界を上手く描けば、爆笑爆笑大爆笑の映画になったろうが、それにはセンスが必要だ、赤塚不二夫レベルの。だが脚本に君塚良一の名前がある時点で無理な相談だ。

2014/07/03

MUD -マッド-




スティーブ・ジョブズ


観ていて退屈はしなかった。

リンカーン


 結末は知ってるが、経緯は知られないのが歴史の常。
 リンカーンが奴隷解放をしたのも、南北戦争で勝利したのも知っている。だがどうやって修正十三条を下院議会に通したのかは知らなかった。
 ほとんど予備知識なしにみたので、リンカーンの生涯を描いているのかと思っていたが、全然違った。リンカーンを中心に修正十三条が如何に下院議会を通過したかが、描かれている。それのみが、描かれている。誠実なリンカーンが修正十三条を通すために多くの人を欺く、誠実であるために、不誠実になり、信念を通すために信念を曲げる。これが政治か。

2014/07/01

ファイヤー・ウィズ・ファイヤー


【物語】
アーリア人系のギャング団の殺人を目撃した消防士のジェレミーは、ギャングのボスから脅迫されるが証言を決意する。証人保護プログラムを受けるジェレミーだがギャングのボスから、恋人やその家族、友人たちの家族も殺すと脅迫され、ギャングのボスを自分の手で殺すことを決意する。

 それなりに楽しめる。普通の消防士がゲロ吐きながらギャングを拷問したりするのは面白いし、共感できる。
 出演者はブルース・ウィリス、ロザリオ・ドーソン、ヴィンセント・ドノフリオ、悪くない。深夜にテレビでやってるのを観たらすげーラッキーな感じ。

リベンジ・フォー・ジョリー


【物語】
ハリーは非合法な取引で取引相手と揉めてしまった。危険を感じたハリーは町を出るつもりだったが、留守中に愛犬のジョリーを殺されてします。犬の復讐のために従兄弟とセシルと共に犯人を探す。犯人を探しながら二人は殺戮をkさねていく。

 コメディだが笑えるところが一箇所もない、コメディとして成立してないくらい全然面白くない。まぁコメディなんだろうなというようなシーンはあるが面白くもなんともない。せっかくサタデー・ナイト・ライブでてるボビーモイニハンも出てるのに面白く無い。ボビーモイニハンが面白くないわけがないので、完全に監督の責任だろう。
 主演の二人がビール飲んで行く先々でグダグダして、人を殺しまくる。犬の復讐をしたいはずなのに、なんでグダグダしてるか理由もわからない。理由は馬鹿なんだからなんだろうが、コメディとしても面白くもなんともないので、ただただ不愉快なだけ。せめて主人公が犬の復讐にまっしぐらなら
、それなりに見てられるのだが、言った先々でグダグダしてビールを飲んで人を殺す。不条理な感じの映画にしたいのかもしれないが、とにかくつまらないので、話にならない。

アイアン・フィスト


【物語】
舞台は香港のカンフー映画好きの外人がイメージした中国。ジャングルビレッジと呼ばれる街に五万元の金塊を輸送する護衛隊が立ち寄った。その五万元をシルバーライオン率いる軍団が奪った。シルバーライオンに父親を殺されたXブレード、謎の流れ者ミスター・ナイフ、シルバーライオンに両腕を切断された鍛冶屋、復讐と金塊をめぐり、ジャングルビレッジでカンフーの達人たちの激しい戦いが始まる。

 完璧なカンフー映画だ。俺が子供の頃に日曜日や土曜日のテレビでやっていて、夢中になって観ていたあのカンフー映画だ。
 時代考証もクソもなく、西洋人や黒人が出てくるが、そんなことはどうだっていい。だいたい時代考証がまともなカンフー映画なんてこの世に存在しない。そんなことは本質じゃない。どうだっていい、大事なのは荒唐無稽なカンフーにアクション、大衆的受けするシンプルで力強い物語。この映画には両方ある。最高だ。監督主演のRZAはカンフー映画撮りまくってほしい。愛を感じた。